阪モダスペシャル(その32) 〜明治村〜 2015/5/1-4
jpeg 【一ノ宮神社】
いよいよ2015年のゴールデンウィーク。さて、どこいく? 息子は学校があったり、パパも出勤があったりして遠出は断念しました。 先ずはオババズを連れて丹波市氷上町上成松の一ノ宮神社へやってきました。 こぢんまりした神社ですが、つつじ科の霧島が満開です。
jpeg 【一ノ宮神社】
霧島ツツジは小さな深紅の花がいっぱいいっぱいに咲き乱れます。すごい!美しい。こういうツツジもありですね。
jpeg 【カントリーハウス】
その後はカントリーハウス近辺で山菜狩り。今年もワラビが沢山とれました。 ジャギュアーも今日が最後。それにしてもアウトドアが似合わないクルマやな。 一週間もこれに乗っていると、はやくジュリエッタに戻りたくて仕方ないです。 すんごい加速するし、素晴らしいクルマなのですが、サルーンカーはちょっと性に合いません。 空気の上に乗っているようなサスペンションやエンジン音が聞こえないのはつまらない。
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次の日(5/2)、朝一番にクルマ屋さんでジュリエッタに乗り換えて「尾張の小京都」、犬山市へやってきました。岐阜ではなくって愛知です。 宿へクルマを封印し、駅前の食堂でランチ。先ずは名古屋メシのミソカツです。
死ぬ寸前にトンカツが目の前にあって、ソースは何を使いますかと聞かれたらブルドックの「ごまとんかつソース」を絶対に選ぶと思います。 しかしながら東海地方にくると、なぜか味噌カツソースが食べたくなります。おそらくこのさわやかな気候と濃尾平野の広大さがそうさせるのでしょう。まいう〜。
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駅前は普通の地方の駅前風景なのですが、城前の本町通りになった瞬間から急に観光地になります。旧軽井沢の銀座通りのようです。
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天守閣は国宝。当時のまんまです。お陰で階段は超急勾配ですし、最上階のバルコニーは高所恐怖症の私にはとても出ることができませんでした。 このバルコニー、日本の観光地でもっとも危険な箇所ではないでしょうか。これが日本で許されるなんて信じられないです。 命綱なしで、一般人が体験できる最も高所な場所でしょう。ここで年間何人の方々が命を落とされているのでしょう。 考えただけでぞっとします。海外ではピサの斜塔がここに相当すると思います。が、ピサの斜塔も近年は安全を考慮して安全柵が施されたと聞きます。
jpeg 【犬山城】
妻が命がけで一周したバルコニーからの映像です。木曽川の堰が見えます。
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なんとか無事に下城することができました。しかし本当に怖かったです。 ここをクリックしてみてください。日本中の人々が怖いということを訴えられています。
jpeg 【犬山城】
お城のまわりはお散歩できる公園になっていました。
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犬山駅よこの末広商店というバルでワインの夕食を楽しみました。 犬山は串ものが名物。ここのバルでも味噌カツをはじめ、いろいろな串ものを楽しみながらワインが飲めます。 串ものというと名古屋メシっぽいですが、ピンチョス的な楽しみ方もあり。
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犬山駅から名鉄で、宿のある江南駅まで帰ります。当日手配の宿なんですが、GWな今日はさすがに犬山ではとれませんでした。
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おっぱカンナムスタイルと踊りだすママ。
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カンナム駅から徒歩4分の松里旅館へ帰ってきました。当日手配ではありますが、 とても家庭的なおかみさんがいる良い宿でした。おばぁちゃんの家に帰ってきた感じの立派な田舎の家です。 素泊まりでお願いしましたが、今度は是非2食つきでお願いします。 きっとおいしいお袋の味を楽しませてくれるんでしょうなぁ。ちょっと驚いたのは 天井がとっても高いお家でした。木造の数十年は絶対経っている家なのにすごい高い天井でした。
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次の日は朝から明治村見物です。博物館 明治村(はくぶつかん めいじむら)は、愛知県犬山市にある野外博物館。 すんごい大規模です。学校、病院、官庁...などが移設されています。貴重な建物を保存するための博物館です。 建物だけではなく、こんな乗り物が村内で営業運転しています。我々はバス、SL、路面電車が乗り放題のパスポートを 購入しました(1,000円)。先ずはボンネットバスから。
jpeg 【明治村】
続いてSL。混雑が予想されるので乗り物から攻めます。 ここのSLは村内の二つの駅を結びます。東京と名古屋です。動力車は一旦切り離されて奥にある人力回転台で方向転換。 そして写真のように一旦客車を追い越して、スイッチバックしてきます。
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そしてジョイントです。
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ちゃんと石炭で走ります。たった一駅間ですが、いちいち動力車を方向転換します。この手間が遊園地ではなく博物館だなと感じました。
jpeg 【明治村】
さて、それでは古い建物を見物して参りましょう。先ずは明治村の目玉、旧帝国ホテルです。 設計はライトさん。旧甲子園ホテル(今は武庫女)の遠藤新さんの師匠です。あー、一緒やわ。 阪モダその1で行った記念すべき遠藤新さんの作品と おんなじです。大谷石を使った水平な線を多用した特徴的な建物です。
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中も豪華です。天井はちょっと違うなぁとか、シャンデリアがないなぁとかはありますが、ライトさん感は満載です。 ちゃんと光の取り込みも再現されています。
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しかしながらコスト削減されている箇所もありました。この柱は大谷石ではなくってコンクリートです。 大谷石に似せるために木屑を混ぜてあります。
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これは本物。でもまぁ、ありです。こうやってコスト削減しながらでも残してもらえることが ありがたいです。明治村がもっと前からあったらきっと鹿鳴館も残されていたことでしょう。残念です。
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これは大明寺聖パウロ教会堂です。木造の1879年製。すごく奇麗に残っているなぁ。
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全部で建物が67棟もあるので、全部紹介していたらきりかありませんのでちょっとだけにします。 これは金沢監獄正門。立派な辰金様式ですね。監獄ものはこの他にも網走刑務所もあります。
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聖ザビエル天主堂は京都河原町三条にありました。1890年製。
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ちょっと一服。汐留バーでは浅草にある「神谷バー」のオリジナル電気ブランが飲めます。チェイサービールつきで600円。
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これ、甲東園(西宮市)にあった武田五一さんの作品。1911年製。まさに阪モダです。
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明治村は5つのエリアに分かれています。一〜五丁目と称されていますが、 二丁目はこんなまっすぐなエリアです。正面は東山梨郡役場。
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二丁目を登る前にちょっと休憩。ママはきしめん。パパは味噌カツ丼。
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それにしても見事なサツキですね。ママは擬態していますが、どこにいるでしょうか?
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聖ヨハネ教会堂。1907年製です。京都河原町五条にありました。
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路面電車に乗ってベイエリア?へ出てみましょう。
jpeg 【明治村】
この路面電車は京都を走っていたそれですよ。これ、京都にはのこしておいて欲しかったなぁ。
jpeg 【明治村】
というわけで終日、明治村を堪能して宿へ帰ってきました。もうくたくた。
jpeg 【犬山市】
次の朝。岐阜や愛知では喫茶店のモーニングが超豪華で有名ですよね。 犬山市にある喫茶店でモーニングを頼みました。
かっぱえびせん→茶碗蒸し→コーヒー→小倉あんのホットサンド→コーヒーゼリー→紅茶
うん、期待を裏切らない素晴らしいサービス。これだけついて410円です。
モーニングには玉子系がなにかつくけど、まさかの茶碗蒸し。さすが。
jpeg 【犬山市】
ちなみにお店はカフェレスト「のがみ」さんでした。店員は結構なお年のおじさんおばさんでした。 ごちそうさまです。美味しかったです。
jpeg 【名古屋】
名古屋に出てきました。今夜はまだ宿を取っていません。
昨日までの清々しい五月晴れから打って変わって雨の名古屋でした。写真は丸栄百貨店。 1953年製の村野藤吾です。日本建築学会賞も受賞しています。
jpeg 【名古屋】
名古屋メシ。ここの味噌煮込みうどん、半端なくうまかった!
jpeg 【名古屋】
名古屋にはボストン美術館(アメリカのそれの姉妹館。常設なし。)があります。5月10日までのジャポニズム展が開催されていました。 今日はこれを見ます。
jpeg 【名古屋】
広重の浮世絵からインスピレーションを得た印象派の作品がメインに展示されています。 広重とモネが対比して展示されていたりするので面白い。 写真はモネ。修復後、今回が初お披露目だそう。日本からなんですね。さすが。

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