阪神間モダニズムその1 2013/3/16
jpeg 【2013春】
2013年の春が来ました。我が家に春がやって来たかどうかはこのモクレンが判断します。 今朝はちょっと寒の戻りで寒かったのですが、モクレンが春が来た判定をくだしました。
と、いうわけで、また今年も活動しますのでよろしくお願いします。
2011年は京都を研究しました。2012年は六甲でした。そして2013年は『阪神間モダニズム』に ついて研究することにしました。阪神間モダニズムって?詳しくはWikipediaが良いかも。 要するに、1900年〜1940年ぐらいの間に阪神間がとてもモダンに栄えました。阪神間のブルジョワな時代です。 この頃には関東を凌ぐ発展があったようです。それらの遺産を研究、要するに見てここでレポートするということを2013年の 目標にしました。
jpeg 【旧新田邸(松山大学温山記念会館)】
旧甲子園ホテルのすぐ近くにある建物。昭和3年(1928)です。このようなモダン、ハイカラなそれをこれからのんびりと見学することにしました。
jpeg 【旧甲子園ホテル(甲子園会館)】
今日の目的地、旧甲子園ホテルです。東の帝国ホテル、西の甲子園ホテルって知ってます??(私たちはこの研究を始めるまで 知りませんでした。)
あの帝国ホテルと同等のホテルが戦前に甲子園にあったらしいのです。ホテルも戦中は国や米軍に接収され、その後は武庫川女学院が 管理されています。詳しくはwikipediaにて。
ま、説明は私がするのもおこがましいのでWikipediaへお任せしますが、この旧甲子園ホテルツアーはとても楽しい2時間でした。 武庫女の先生と思われる方が、2時間の見学ツアーを案内してくださいます。単なる押しつけの説明ではなくって、ご自分の解釈を 交えたとても熱の入った説明です。建物構造に関する説明が4割。中でも2割は調光のご推測。2割はメンテナンスのご苦労話。あとの6割は帝国ホテルの設計者であるフランク・ロイド・ライトとその愛弟子『遠藤新』の歴史や心情の説明。とても興味深かったです。阪神間モダニズムへの興味が益々引き立てられました。先生!ありがとうございました!!
で、感想はといいますと、アールデコなゴージャスなそれが自宅から歩いて1時間のところに残っているなんて!しかも和風要素がふんだんに取り入れられていて、ヨーロッパのそれらより面白い!です。写真撮影は許可いただけて、たくさん撮ってあるのですが、ブログは不可ということで写真公開はありません。もし興味を持たれたら是非見学に行かれてください。武庫川女学院のホームページに見学に関する情報があります。電話で申し込みます。 ここに内部写真とか申し込み方法などがあります。
jpeg 【ランチ】
午前中のツアーが終わって、JR甲子園近くの粉ものやさんでランチしました。 ご家族経営的な雰囲気のお店に入ったのですが、たこ焼きバリうま! 卓上コンロでセルフくるくる方式なのですが、出汁もよく効いていてとてもおいしかったです。 関西ではチェーンのそれらもおいしいのですが、こういったローカル店がすばらしいと改めて実感しました。 醤油ダレが最高〜!たこ焼きの香ばしさが引き立てられます。ソースの方も、甘すぎず昔ながらのお味でした。 ごちそうさまです。
jpeg 【ヨドコウ迎賓館】
阪神間モダニズム三カ所目です。阪急芦屋川からちょっと山手へ歩いたところにある四階建てのそれは、帝国ホテルと同じライトさんの設計です。 先ほどの甲子園ホテルと同様にアールデコな和風という独特な雰囲気の建物です。詳しくはこちら。
と、いうわけで2013年は阪神間モダニズムを研究することにしました。(研究といっても近所のお散歩のネタにすぎませんが。(笑))
でもね(語ります)、せっかく近くにある京都・奈良・阪神といった地元の歴史をしらないなんてもったいない!それらを熟知した上で世界へ出かけると、その世界の理解度が増すと思うんですよ。どのくらい 自分の地元と違うか比較できるでしょ!? 地元を知らずに旅行に出かけるのはもったいない!なんて歳を重ねるうちにだんだん気づいてきた価値観なんです。その10ぐらいまで続ける 予定なので是非見守ってくださ〜いっ!

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