阪神間モダニズム(その24) 〜梅田界隈〜 2014/1/18
jpeg 【阪急十三】
2014.1.18。今日は寒い土曜日です。本来の予定は神戸三田プレミアムアウトレットの バーゲンへ行こうかと、家族で計画しておりました。 でも、この寒波で三田方面は積雪が予想されるとのこと。 チェーンすらないジュリエッタ号ではちょっと不安なのであきらめました。
でも、さすがにこの寒い土曜日、引きこもるのは不健康なので阪モダです。 大阪でいつでもいけるわーと思ってまだ行っていないところをつぶしていくことに しました。阪急十三(はんきゅうじゅうそう)からスタート。
jpeg 【博愛社の聖贖主(せいあがないぬし)教会礼拝堂】
十三には博愛社の聖贖主(せいあがないぬし)教会礼拝堂があります。1935年製の ヴォーリズ作品です。
jpeg 【博愛社の聖贖主(せいあがないぬし)教会礼拝堂】
中も見学させていただけました。すばらしいステンドグラスです。 訪れた際、牧師さんが一人でお祈りをされていました。 左右の照明がいいです。
jpeg 【博愛社の聖贖主(せいあがないぬし)教会礼拝堂】
裏面はこんな感じ。ここは2階です。そして3階席もあります。必要以上の 装飾がない、とても落ち着いた教会です。ここへ入れてくれた方、そして 牧師さん、みなさんとても優しくってまさに博愛という言葉が当てはまる 方々でした。ありがとうございました。
jpeg 【十三】
十三の商店街です。こんな古いお菓子屋さん。
jpeg 【十三】
乳ボーロが量り売りされていました。これ、今ではめずらしいでしょ?
jpeg 【十三】
十三といえば北野高校。1873年からの歴史ある大阪府立高校です。 公立高校とは思えない立派なキャンパス。そして図書館も外から見えますが、日本一規模の 蔵書を誇るそうです。
jpeg 【北野高校】
西側の校庭には米軍のグラマン戦闘機(F6F)の機銃掃射の跡が残されています。 壁面のみ保存されている感じ。
jpeg 【北野高校】
昭和20年6月15日だそうです。このときに 無くなった生徒の石碑が残されていました。
jpeg 【十三】
十三から新十三大橋を渡って福島を目指します。さむいー!
jpeg 【日本キリスト教団大阪福島教会】
福島(大阪市福島区7)にはこんな教会があります。1926年製のヴォーリズ作品です。
jpeg 【タケル】
ランチは福島の「タケル」でステーキ!ここ安くてうまい!
jpeg 【中之島】
そしてなにわ筋を南下して中之島、Red&Blue Streetです。
jpeg 【日本基督教団大阪教会】
福島からあみだ池筋を南下するととても立派な日本基督教団大阪教会があります。 教会横には鐘楼もあります。ヴォーリズの設計により1922年に竣工したロマネスク様式です。
jpeg 【日本基督教団大阪教会】
ヴォーリズが赤煉瓦、しかもフランス積み。へー、いろいろあるねー。 ここは中も是非見てみたい!プロテスタントだし、また日曜にこよう!
jpeg 【江戸堀】
次の目的地へ向かって江戸堀をぶらぶら歩いていると、古いたてものを発見! しかもスパニッシュスタイル!これはひょっとして!?
jpeg 【江戸堀コダマビル】
中もこんなにレトロで味があります。1935年製で岡本工務店というところが 設計、施工されたようです。この工務店さんはヴォーリズの施工をいくつも手がけた そうです。なるほど、そういうことか。さっきの教会よりもずっとヴォーリズっぽい 雑居ビルでした。すばらしい。
jpeg 【四ツ橋】
四つ橋線。横断歩道の写真が好きなんです。
jpeg 【大同生命本社】
大同生命本社ビルは四ツ橋筋と土佐堀通りの交差点。フェスティバルホールと川を挟んで隣りです。 このビル、超印象的なので記憶にある人も多いはず。すばらしいビルですが、これ、ヴォーリズ?
設計は確かに一粒社ヴォーリズ建築事務所。でも新しい1993年製。それ以前にあったビルはヴォーリズ本人の 設計です。
jpeg 【大同生命本社】
その古い方のテラコッタが敷地内に残されていました。
jpeg 【大同生命本社】
これもそう。我々が研究している阪モダ時代は1900年頃。ちょうど日本に モダニズムが導入されてきた時代の建物です。そして今日は2014年。 その頃のビルが壊されて新しく作り替える時代なのです。先日の「みなと元町駅」や 「神戸地方裁判所」もそうですが、なんとか古い建物を残す努力をしてくれているのが 感じられます。すばらしいことですし、こんな趣味を持たないとなかなか気がつかないです。 だって、このテラコッタだって、なんにも書いていないですから。わざわざ調べないと わからないです。建物ごと残すことも大事なのですが、商業施設だとそうもいかないことは 理解できます。こうやって一部だけでも残してくれることはとてもありがたいことです。 我々もこうやってヴォーリズに会えますから。ちなみに大同生命の当時の社長はヴォーリズの 奥さん(一柳 満喜子(ひとつやなぎ まきこ)さん)のお兄さんです。
jpeg 【山内ビル】
山内ビルは大同生命のすぐ近くにある4階建てのちょっぴりスパニッシュなビル。カフェが入っていました。 1930年製の今北乙吉さん。摩耶観光ホテルを設計した人です。このホテルは摩耶山(六甲)にある廃墟で有名な ビルです。そうかぁ、あの廃墟ホテルのねー。調べていくといろいろとつながっていくなぁ。
jpeg 【山根商店ビル】
これも近くにある古い(昭和初期、阪モダ時代)のビルであることは間違いないのですが、 誰の設計かはわかりません。
jpeg 【YEBISU BAR 梅田店】
超寒い中、一生懸命歩いて阪モダやって梅田まで戻ってきました。あー、よう歩いた。先週に引き続き3万歩、20kmオーバーです。疲れた! 疲れたので仕方がありません。ホワイティ梅田にあるエビスバーで琥珀エビス!美しい!なんて美しいんでしょう。
jpeg 【ロフト】
茶屋町ロフト。茶屋町って昔は茶屋がいっぱいあったそうです。カフェですなぁ。今も昔も オシャレな街なのでしょう。ロフトにはこんなブーケを売っていました。ここでパパの阪モダ用 リュックをリニューアルしました。
jpeg 【タワレコ】
ぬにあるタワレコで息子発見!というか、待ち合わせていたのです。エミネムの新譜を買わされた。虹のようなシッポが見えるのが 息子。ロックやっているので変な格好です。ご理解とご協力をお願いいたします。
jpeg 【ビアブルグ】
息子が超腹減ったというのでビアブルグというDDハウスにあるキリンのビアホール。 えびすも旨いけど、やっぱ一番しぼりですなぁ。
jpeg 【阪急メンズ館】
息子について阪急メンズ館です。昭和の人にはナビオ阪急といったら通じます。 いやぁ、理解できん。息子のファッション。でも息子の行く店に行ってみると なるほど、おんなじような奴がいるわ。
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家族でのんびり中崎町をお散歩。レトロな街並を生かしたおしゃれなブティックやら 酒場がいろいろあります。いいねぇ。大阪の京都(?)やな。
jpeg 【中崎町】
こんな古なつかしい、雑貨屋さんもありました。
jpeg 【中津】
ぷらぷら歩いて中津までやってきました。最近の中津も中崎町と同じく、古い 民家を改造したブティックやら酒場がいろいろあっておしゃれでおちついたスポットに なっていました。ほーっ。たまには息子と散歩するのも楽しいです。
jpeg 【中津】
古い民家を改造したブティック。入り口からいきなり階段です。キースへリングの絵が 描かれていました。ほーっ、こういうところは昭和な我々とも共感できる一面です。 息子はこの店に親を連れてきたかったようで、いろいろ買わされました。
jpeg 【中津】
すぐ近くのおばんざい居酒屋さんで夕食。ここも古民家の改造です。 壁をはがして梁を見せてみたいな改造もの。
jpeg 【中津】
かんぱーい。寒いので熱燗がたまりません。
jpeg 【中津】
そして「きんき〜!」こんなところでまた会えたね。超うまい!超ちっこい! あー、2013年GWの気仙沼を思い出すなぁ。あそこで食ったきんきが生涯最高の 焼き魚やったなぁ。そういえばこの春には三陸鉄道が全面復旧するらしいです。 また今年のGWも三陸に行く!?いいねぇ。うまいきんき(きちじ)食べに行こう!
jpeg 【阪急中津】
さぁ、お腹もよくなって酔っぱらったのでお家へ帰ろう!阪急中津駅。この駅から電車乗るの 初めてかも。黄色の線の内側でお待ちくださいって、めちゃ狭いやん。まじか。超寒かったけど、 沢山歩いて沢山食べて飲んで、息子も来てくれた充実の阪モダでした。
(阪モダコンプリスト更新予定!)

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