阪神間モダニズムその5 2013/5/23
jpeg 【西宮北口】
今日は平日。プライベートホリデーなのだ。用事をすませて、ちょっとだけぼっちで 阪モダです。先ずは北口。今日は今津線、しかも南側を研究することにしました。 もともとは今津線の北側(西宮北口-宝塚)と南側(西宮北口-今津)はつながった 一本の路線でした。神戸線と十字交差していたんです。私も子供の頃によく見た覚えが あります。十字に交差した線路ってここしかなかったもんで、興味深く見ていました。 ところが、今は北口で完全に分離されています。どちらも今津線という路線なのに分断 されているってレアでしょ!?
jpeg 【西宮北口】
北口で改札を出て歩いて今津線の南側を見ることにしました。北口のすぐ横の踏切。 え?今津線(南側)は全線高架なのに踏切は未だ残っている?
jpeg 【北口】
んー、踏切のすぐ近くで分離して降りてくる線路もあるみたい。駅は高架上なので、 車庫にでも行くのかな?ま、これは今度しらべるとします。しかし、この踏切は閉まる 気配がないなぁ。
jpeg 【山幹】
北口を出発した今津線(南側)はすぐに山手幹線の高架になります。
jpeg 【今津線(南側)】
そして、すぐにJR神戸線を上から越えるのですが、その間はこんなに狭い通路で人が 通れます。というか、人しか通れませんね。自転車も無理でしょう、これ。
jpeg 【JR神戸線】
そしてJR神戸線と立体交差です。この鉄橋、まるでプラレールのモデルになったそれのような鉄橋ですな。もうないでしょ、こんなやつ。
そして後ろの白いタンクはアサヒビールの西宮工場。でも今は廃工場となっています。跡地になにができるのかな??期待。
jpeg 【JR神戸線】
明らかにレールで補強した橋。これも古そうやな。
jpeg 【阪神国道】
北口を出て最初の駅は『阪神国道』という高架駅です。阪神国道と交差する地点です。阪神国道とは国道2号線のこと。大阪から 北九州まで行く1号線の西側ですな。昔はここに路面電車が走っていたのです。阪神国道線という路面電車です。1927年に大阪の野田 から東神戸まで2時間以上かけて走っていたそうです。1975年5月まで走っていたので私も覚えています。まさに阪モダ対象なのですが、今は跡形もありません。さすがに国道2号線は主要道路であり、しょっちゅう整備されているのでなにも残っていないです。残念。
jpeg 【阪神国道】
阪神国道駅のすぐ横にある2号線の歩道にこんな橋の欄干の柱が残っていました。大正何年かの年号が刻まれていました。
jpeg 【阪神国道】
阪神国道の次の駅は『今津』終点です。その間、いろいろな所にこんな橋の欄干の柱が残っていました。 結構あちこちにあります。すべて昭和5年5月製です。ま、これも阪モダ対象!
jpeg 【今津】
高架下の老人ホーム。その前には欄干の柱がこんなにたくさん!しかも全部昭和5年5月!この月にあちこち整備したんでしょうな。きっと。
jpeg 【武庫川】
今津をあとに、今度は阪神国道の武庫川大橋。これは大正15年です。
jpeg 【武庫川】
これはモダンな阪モダにふさわしい橋です。
jpeg 【武庫川】
橋の真ん中からは『旧甲子園ホテル』がよく見えます。写真をクリックしていただいたらよくわかります。 真ん中の角が2本ある感じのやつ。これです。
jpeg 【武庫之荘駅】
そして武庫之荘駅まで歩いて帰ってきました。先日紹介した武庫之荘の分譲当時のポスターにある ロータリーがこれです。木の右横のオブジェはポスターにも写っていますよね。
ここをクリックするとWikipediaのポスターへ飛びます。上の写真です。
jpeg 【武庫之荘駅】
拡大するとこんな感じ。1937年(昭和12年)に出来た駅です。開設当初からロータリーがあったのは 阪急ではここしかなかったそうです。へー。

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